40代女性の四十肩治療事例:肩の可動域回復への道
2023.08.29
年代/性別/職業
40代 / 女性 / 新宿の百貨店勤務
初診時の状態
患者様は左肩の四十肩に悩まされており、肩関節の可動域が制限されていた。具体的には、肩関節の伸展は120度、外転は90度であり、結帯結髪動作は運動痛のため不可能な状態。夜間痛は無いものの、日常生活での動作に大きな支障をきたしていた。
見立て/治療計画
患者様は新宿の百貨店で勤務しており、来院時には吊り革に掴まることも困難な状態で夜間痛が無いため、四十肩の回復期と判断し、初めは肩のローテーションを中心に手技を行った。
治療計画としては、以下の手順で進める
- 初診時
- 肩の可動域を確認し、特に緊張や拘縮が強い筋肉を特定。
- 柔軟性の回復を目指し、患者様と一緒に筋肉の状態を確認しながら施術を実施。
- 治療初期
- 肩ローテーション手技を中心に実施。
- 定期的に可動域の確認を行い、柔軟性の向上を図る。
- 楽トレ導入
- 楽トレを導入し、左肩セットから棘下筋・菱形筋へのトレーニングを実施。
- 同じ姿勢を長時間保つ仕事柄、左肩上がりのアライメント矯正を目的としたトレーニングを追加。
施術内容/経過
- 初回施術
- 肩関節の可動域を確認し、緊張や拘縮の強い筋肉を特定。
- 肩ローテーション手技を中心に施術を行い、柔軟性の回復を目指す。
- 楽トレの実施
- 左肩セットからスタートし、徐々に棘下筋・菱形筋へのトレーニングを実施。
- 楽トレの導入により、肩の可動域が徐々に改善。
- 経過
- 4ヶ月経過した現在では、患者様は日常生活で困ることがほとんど無くなり、肩の可動域が大幅に改善。
- 定期的に可動域の確認を行い、不安を取り除くためのケアを継続する。
【まとめ】
患者様は四十肩による肩関節の可動域制限に悩まされていましたが、適切な治療と楽トレの導入により、肩の可動域が大幅に改善された。現在では、日常生活に支障をきたすことなく快適に過ごせるようになっています。引き続き、定期的なケアとトレーニングを継続し、さらにQOLの向上を目指す。
【指導・意識したこと】
- ウォールウォーク: 壁に手をついてのストレッチ運動を推奨。
- 可動域の確認: 定期的に可動域を確認し、不安を取り除くことに努めた。
- QOLの確認: 生活の中で困っていることをこまめに確認し、対応。