ゴルフでの腰痛：フォロースルー時の改善例

年代/性別/職業

30代 / 男性 / DW（デスクワーク）

初診時の状態

症状としては腰椎の4.5多裂筋あたりの慢性的な腰痛。

3年前からゴルフレッスンを開始して以来、痛みが悪化していると感じる。

痛みの詳細:ゴルフのインパクトからフォロースルーの際に瞬間的な痛みがある

常的に腰を反った状態から丸める際に痛みが出る（座位屈曲になる瞬間）

痛みの左右差は本人には感じられないが、触診時は右の圧痛が強い

見立て/治療計画

多裂筋の短縮と椎間関節の可動域障害と判断

姿勢: 右肩/左骨盤上がりの台形、猫背骨盤前型

瞬間的な痛みが多いことから関節の動きが原因と推測。

腰椎の動きが悪く、特に椎間関節の開きが悪くなっている状態

触診時で無理やり開こうとした際に痛みが瞬間的に出ていたり、多裂筋の筋硬結が見られた

施術内容/経過

1ヶ月目:通常治を行いながら筋膜ストレッチ時の腰椎のモビリテーションを意識して施術

2回目の施術時には痛みスケール（PS）が4に下がったが、最初の1ヶ月は良くなるが2日後には戻ったりを繰り返す。

仕事柄、同じ姿勢でいる時間が多いことや関節系の痛みなので長めの治療期間が必要なことを説明

2ヶ月目：ほとんど痛みは改善

腰の可動域も上がっており、ゴルフ時にも気にならない状態が続いている

まとめ

通常の施術による対応で改善が見られたが、特に多裂筋と関節可動域へのアプローチを意識的に行ったことが、痛みの軽減に大きく寄与した。定期的な治療とトレーニングを通じて、腰痛の改善と再発防止に努めていくことが重要