五十肩男性:指導をいれた症状改善

2024.09.03

年代/性別/職業

50代 / 男性 / バー経営

初診時の状態

症状: 肩関節周囲炎による肩関節可動域低下、動・安静時痛、夜間痛

可動域制限: 挙上: 70°、外転: 80°、外旋(1st): 10°、結帯: 臀部下部で痛み

痛みの場所: 動作時の肩関節後面部(棘上筋ライン、三角筋後部繊維)、棘下筋の動作時のだるさ

見立て/治療計画

姿勢: 右閉じ台形型 / 猫背骨盤前型

治療計画:痛みが強く可動域制限もあるため、刺激量に注意しつつ、肩関節の新陳代謝を高めるために回旋筋腱板に施術。

生活背景から、外転動作が多いことが推測されるため棘上筋の出力強化。怠さのある棘下筋に対しては外旋のトレーニングを指導。

安静にしすぎて肩関節が拘縮しないように、棒体操、ウォールウォーク、無理のない範囲でのスリーパーストレッチを指導。

施術内容と経過

肩関節周囲に特化した手技と滑走を促すために筋膜ストレッチ、アライメントを補正するために矯正を施す

炎症期であるため、刺激量に注意し、回旋筋腱板に施術を行う。

棘上筋の出力強化と、棘下筋の外旋トレーニング指導。

施術開始後1ヶ月で経過は良好。

可動域制限も概ね解除されてスムーズに動作を実行できるようになってきた

まとめ

施術開始から1ヶ月で症状は改善傾向にあり、今後も継続的な施術とトレーニングでさらに改善が期待される。肩関節周囲炎に対するアプローチは、患者の生活背景を考慮し、無理のない範囲での運動とトレーニングを取り入れることが重要