学校に行けなかった頭痛が改善:10代女性の治療体験

2024.09.03

患者プロフィール

  • 年代:10代
  • 性別:女性
  • 職業:小学生

初診時の状態

1年間、朝から強い頭痛と吐き気に悩まされ、学校に通えない状態が続いていました。頭痛は左右の側頭部と左前頭部に集中し、吐き気も伴っていました。

見立てと治療計画

脳のMRIや血液検査では異常が見つからなかったため、筋肉や骨格に原因があるのではと考えました。左右の僧帽筋や後頭下筋に触れると痛みが再現され、首を伸ばすと痛みが和らぐことがわかりました。これらのことから、首の筋肉の硬さや姿勢の悪さが頭痛の原因だと判断しました。

  • 姿勢の特徴:右肩が上がっていて、猫背が強く、腰が反っている
  • 弱っている筋肉:背中全体、胸鎖乳突筋、大腰筋、大殿筋

施術内容と経過

  • 全身の骨格調整(SAB)

1ヶ月目:頭痛の強さが少し軽減し、痛みの評価スケール(PS)で4に。

 

まとめ

4ヶ月目:頭痛が完全に消え、学校に行きたいという気持ちが芽生えました。カウンセラーもこの変化に驚いていました。

今回の治療で、体の痛みだけでなく心の痛みも改善することができました。特に首の筋肉の硬さや姿勢の改善が効果的でした。今では患者さんのお母さんも通っており、家族全体の健康をサポートしています。

体と心の両面からアプローチする治療が大切であることを改めて感じました。特に若い患者さんには、継続的なケアとサポートが重要です。今後もこのような治療を続け、多くの方々の健康改善に貢献していきたいと思います。