両僧帽筋の凝りと頭痛:30代女性デスクワーカー

2024.09.04

患者プロフィール

  • 年代:30代
  • 性別:女性
  • 職業:デスクワーク

初診時の状態

患者さんは両僧帽筋の凝りとそれに伴う頭痛に悩まされていました。頭痛は前頭部から側頭部にかけてズキンズキンとした痛みがあり、酷い時には吐き気も伴いました。

見立てと治療計画

患者さんの姿勢は左閉じの台形型とスウェイバックが見られ、巻き肩やヘッドフォワードが強く、僧帽筋に遠心性収縮が加わっていました。この状態が緊張型頭痛の主な原因と考えられました。

僧帽筋の押した箇所で主訴が再現される痛みがあり、僧帽筋に問題があると推測しました。施術計画としては、僧帽筋の凝りを解消し、頭痛の頻度を減らすことを目指しました。

施術内容と経過

初回の施術では、全身の骨格調整と僧帽筋のリリースを行いました。

1回目:肩こりが気にならなくなり、頭痛の痛みの度合いが少なくなりました。

5回目:頭痛が完全に消失しました。患者さんは毎日頭痛薬を飲むほどの頭痛に悩まされていましたが、継続的な施術によって頭痛が全く来なくなりました。

施術内容

  • 全身の骨格調整(BAS)
  • 僧帽筋のリリース

まとめ

この症例から、緊張型頭痛が適切な施術によって大幅に改善できることがわかります。患者さんは初診時に毎日頭痛薬を服用するほどの頭痛に悩んでいましたが、一回の施術で効果を実感し、5回目の治療で頭痛が完全に消失しました。

金銭面の問題もあり、楽トレは行いませんでしたが、継続的な施術の重要性を伝え、状態が安定するまで施術を続けることを勧めました。

施術と指導の継続により、日常生活における痛みや不快感が大幅に軽減され、健康な生活を取り戻すことができました。今後も継続的な施術を行い、患者さんの健康を維持していきます。