立ち仕事による腰痛:20代女性

2024.09.04

患者プロフィール

  • 年代:20代
  • 性別:女性
  • 職業:飲食業

初診時の状態

立ち仕事が多く、腰に痛みを感じる状態でした。

見立てと治療計画

患者さんは反り腰による椎間関節障害が見られました。また、腹直筋と大臀筋の筋力が弱化していることが確認されました。施術計画としては、まず反り腰を改善し、腹直筋と大臀筋を強化することを目指しました。

施術内容と経過

初診から3ヶ月間は全身の骨格調整を行い、楽トレ(EMS)を仙腸関節に対して実施しました。しかし、3ヶ月経っても痛みの程度(PS)は4で変化が見られなかったため、筋力検査を実施し、起始停止テクニックとリセットトレーニングを追加しました。

1ヶ月目:全身の骨格調整と楽トレ(EMS)を継続し、筋力を強化するための基本的なトレーニングを開始しました。

3ヶ月目:痛みの程度がPS4で変化が見られなかったため、筋力検査を実施し、特定の筋肉に対するリセットトレーニングを追加しました。

6ヶ月目:痛みの程度がPS0にまで改善し、日常生活において痛みを感じることがなくなりました。特に、腹直筋と大臀筋の筋力が強化され、反り腰が改善されました。

まとめ

この症例から、反り腰による腰痛が適切な治療とトレーニングによって大幅に改善できることがわかります。特に、腹直筋と大臀筋の筋力を強化することが重要であり、反り腰の改善に寄与しました。

患者さん自身が指導を守り、自宅でも腹筋運動を10回×3セット継続することで、長期的な改善が期待できます。生活指導を徹底し、正しい姿勢を維持することで、腰痛の再発を防ぐことができました。

現在、患者さんはメンテナンスのために週1回のペースで通院を続けており、健康な状態を維持しています。適切な施術とトレーニングにより、腰痛が改善され、立ち仕事が楽になりました。