腰部:50代女性脊柱管狭窄症改善症例

2024.09.03

年代/性別/職業

50代 女性 デスクワーク

初診時の状態

左腰から左臀部にかけての坐骨神経痛症状

病院にてレントゲンを撮影したが異常なしと診断

立っている時、後屈時により痛みや症状が悪化

見立て/治療計画

仰向けは痛みが強くて出来ないために丸まっている方が楽

5分くらい歩くと痛くなり、少し休むと症状が緩解するために間欠性跛行と予測

SLR、FNSテスト共に陰性。前屈及び丸くなる姿勢での症状の変化を見て、脊柱管狭窄症の可能性がありセカンドオピニオンを勧めて、改めて脊柱管狭窄症と診断される

施術内容/経過

初診時は症状を少しでも歩行時間が伸びるようにするために腰から下までの筋肉を緩め、関節に可動域を出すような手技にて対応

2回目以降は仰向けができないために横向きでトリガーポイント療法、また腰椎以外はアライメントを補正すべく矯正治療を実施。

多裂筋、臀部の筋肉の硬さがかなり見られ可動域にも影響がでると考えて血流改善を促す。

脊柱管狭窄症に効果的な腹横筋Exを自宅でも指導しつつ、院内でのインナーマッスル強化も開始

2ヶ月経過:寝返りもできないほど体位変換が難しかったが起き上がり動作を含めた、動きがスムーズに行えるようになり、仰向けができるようになった

まとめ

初診時の鑑別にてセカンドオピニオンを勧めて確定診断を病院でできたために特定することができ、筋力強化や緩和しなければいけない場所に対してアプローチすることが可能

用語解説

・脊柱管狭窄症:脊柱管内のスペースが狭くなり、神経や脊髄が圧迫される。

これにより脊髄や神経根に痛みや痺れ、筋力低下、歩行困難などの症状が出現する。

主に年齢と共に進行しやすく50代に多い。

・腹横筋:腹部の深層に位置する筋肉で腹部を安定させる役割。

主に姿勢を胃ので時するために働き、背骨と骨盤を支える重要な役割を果たしている

腹横筋の適度な強化は深層部の安定性を向上させ、姿勢の改善や体のバランスを促進させる