30代女性の右股関節痛治療:効果的な施術とインナートレーニング

2024.08.29

年代/性別/職業

30代/女性/立ち仕事

初診時の状態

立ち仕事が中心の生活で階段昇降時や床からの立ち上がりの際に右股関節に痛みを感じて来院された

見立て/治療計画

左閉じ台形型の姿勢と猫背反り腰のため、右股関節に持続的な負荷がかかり痛みが発生していると判断。インナーマッスルがかなり弱く、反り腰になりやすいため、副主訴である腰にも負担がかかっていた。

右股関節周囲の筋肉の緊張を取り除き、インナーマッスルを鍛えて右股関節への負担を減少させることが目標。主訴である右股関節の痛みが軽減した後、副主訴である腰の治療にもアプローチする。

施術内容/経過

右股関節を中心とした施術を組み立てる

来院初期には好転反応が見られたが、1ヶ月が経過する頃には右股関節の痛みはほとんどなくなり、仕事の後半に重だるさや疲労を感じる程度まで改善した。

元々の副主訴である腰の辛さも考慮し、現在はアライメントを改善するためにも全身施術に変更し、良い姿勢を維持できるようにリセットトレーニングやストレッチなどを指導して安定化を図るようにしていく。

まとめ

主訴である右股関節の痛みが安定してから、副主訴である腰や頸肩の治療も進めることを事前に説明し、患者さんの理解を得た。インナーマッスルの重要性が伝わったことで、早い段階で主訴の症状改善に導くことができた。

立ち仕事の方にとって、姿勢改善とインナーマッスルの強化は非常に重要でこれからも適切な施術とトレーニングを続け、健康的な状態を維持していくことが大事。

用語解説

・リセットトレーニング:筋肉や関節のバランスを整えるための運動法。日常生活やスポーツによる偏った動きや姿勢で筋肉が上手く力の伝達がしにくくなった筋肉に対してリセットすることで、身体の歪みや緊張を解消。これにより怪我の予防やパフォーマンスの向上が期待でき、特に運動の前後に取り入れると効果的