右股関節の違和感の改善：70代女性の治療体験
患者プロフィール
- 年代：70代
- 性別：女性
- 職業：無職
初診時の状態
右股関節に違和感があり、ゴルフ、テニス、登山といった運動を続ける中で特にゴルフの頻度が多く、体重移動時に股関節や骨盤に痛みが生じていました。ストレッチをあまり行っていないこともあり、加齢による硬さが見られました。
見立てと治療計画
股関節周りの筋肉（大腿四頭筋、大腿筋膜張筋、縫工筋、薄筋、内転筋群など）が硬くなっており、スイング時の体重移動で股関節や骨盤に負担がかかっていると見立てました。治療計画としては、股関節周りの筋肉を緩めることと、ストレッチ指導を行い、股関節周りの違和感を改善することを目指しました。
施術内容と経過
- 全身の骨格調整
- 股関節のトリガーポイント治療
- 楽トレ（10回、仙腸関節）
日によって股関節周りのストレッチとストレッチ指導も行いました。
1ヶ月目：ゴルフ中の違和感がほぼなくなり、改善傾向が見られました。
3ヶ月目：患者さんからもう少し治療を続けたいとの希望があり、引っ越しも延期になったことから、治療を継続することになりました。ストレッチを頑張ってもらい、硬さと歪みのアライメント改善を図りました。楽トレの効果も良好で、再販で10回を追加し、現在も楽トレを消化中です。
施術内容
- 全身の骨格調整
- 股関節のトリガーポイント治療
- 楽トレ（10回、仙腸関節）
- 股関節周りのストレッチとストレッチ指導
まとめ
今回の治療で改善が見られた理由として、まず全身の骨格調整を行い、全体のアライメントを改善することで股関節への負担を軽減しました。特に、股関節のトリガーポイント治療によって筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することができました。また、股関節周りの筋肉を柔軟にするために定期的なストレッチを行い、自宅でも継続してストレッチを続けることで硬さが改善され、再発を防ぐことができました。
さらに、楽トレを取り入れることで股関節周りの筋肉を強化し、特に仙腸関節の強化が股関節への負担軽減に寄与しました。患者さん自身が積極的に来院し、指導を守りながら自宅でもケアを続けたことで、治療効果が高まりました。
具体的な改善点としては、1ヶ月で股関節の違和感がほぼ解消し、3ヶ月でゴルフ中の痛みも改善しました。自宅でのストレッチが習慣化することで再発防止にもつながり、治療の継続により週1回のペースで安定した結果を維持できました。
これらの要素が相乗効果を発揮し、患者さんの運動機能が大幅に向上し、今後も継続的な治療とケアを行いながら通っていただいています。